治療症例集

6年以上を経て急に癌化

患者さんは74歳男性;
当院来院前に他の施設で大腸内視鏡検査を受け盲腸に扁平な良性ポリープを指摘され、内視鏡的切除を受けられておりました。

2003年6月に当院受診され
大腸内視鏡検査を施行したところ、以前に内視鏡切除された部位に扁平な良性ポリープ(腺腫)が再発しておりました。
EMRという腫瘍を浮かせて取る方法で内視鏡切除を試みましたが、前回の処置による瘢痕の上にできていたためにポリープが持ち上がらず切除を断念し経過をみることにしました。

写真2:通常観察

写真1:色素内視鏡写真(青色の色素をかけてポリープを目立たせてあります)

その後、毎年検査を行っておりましたところ約6年経過した2009年2月の内視鏡検査では

中心に癌性潰瘍を伴う小さな進行癌に(写真3)変化しておりました。

毎年検査にお見えになっていたので幸い小さなリンパ節転移のない(再発の可能性の低い)状態で見つけることができ、手術も無事に成功しました。

患者さんがきちんと検査を受けに来られていたので本当によかったです。