患者さんは58歳の男性:
3年半前に当院で大腸内視鏡検査を受けられs状結腸の大きなポリープの内視鏡切除を行いました。その際に、直腸下部に8mmほどの良性ポリープ(腺腫)を認め、翌年に再検査の予定としました。
一般的には、大腸の良性の腺腫性ポリープが癌化するのには5年以上かかると言われています。
しかし、僕の経験では直腸は例外で、時に非常に早く癌化することがあるようです。実際過去に1年で直腸癌に変化した症例も経験しました。
この患者さんの場合も3年半後に排便時の出血に気が付き見えになった時には写真のような大きな進行癌になっていました。
幸い大きい割には直腸の壁にとどまる癌でありリンパ節転移もありませんでしたので人工肛門にならずに済みましたが、このような例もありますので注意したいものです。
