55歳の女性:
毎年大腸内視鏡検査を受けられていた患者さんです。今年3月の検査で盲腸の底の部位に大きさ20mm大の準早期癌と思われる腫瘍が発見されました。
写真1は、通常観察
写真2は、色素内視鏡観察です。辺縁に低い隆起、中心にやや大きな隆起を認め、少なくとも粘膜下層に浸潤する癌と判断しました。
写真3は、1年前
写真4は、2年前の盲腸の写真ですが、どこにもポリープは見当たりません。
とても驚かされた症例です。
その後、手術を行いましたが粘膜下層を超え筋層に浸潤した癌でした。しかし、リンパ節転移はなく「準早期癌」にあたるものでした。
病理診断では、分化度が低く悪性度の高い癌とのことでしたので、このように1年で癌になったものと推定されました。毎年、検査に来られていたので良かったですが、1年遅れていたら進行癌になっていたと思われます。

