症例:70歳男性:PET検査では見つかりにくい早期胃癌
既往歴:40歳の時に胃癌で胃切除術(2/3)を受けられていました。
2014.4月:男性は関西より検診目的にて初めてお見えになりました。
午前中にPET検査を受けられ「異常なし」とのことでしたが、その直後に当院で胃内視鏡検査を行ったところ、胃の入り口付近に写真のように白っぽい小さな浅い陥凹性病変が見つかりました。
他にも似たような所見も見られましたが、この部位を近接して観察すると周囲粘膜と明らかな段差があり、NBIという特殊な光で見ると異常な粘膜構造であることから胃癌が疑われました。生検し組織検査に提出したところ、悪性度の高い低分化腺癌でした。
関西から、わざわざ鹿児島に「観光と癌検診…目的」でお見えになった患者さんでしたが、
その後、地元の病院で手術(胃全摘)を受けられ2015.4月、元気で1年後の再検査に来院されました。
PET検査は有用な癌の検査法です。しかし、このようにPET検査では見つかりにくい癌もあるのが現状です。 内視鏡検査と一緒に行うことで助かった患者さんでした。
