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ヘリコバクター・ピロリ除菌治療後3年目に早期胃癌が見つかる

症例:50代男性:ヘリコバクター・ピロリ除菌治療後3年目に早期胃癌が見つかる

患者さんは58歳男性:2015年に前医で除菌治療を受けたとのことです。
2017年4月の胃内視鏡検査では軽度の萎縮性胃炎のみでした。
ところが、除菌後3年目の2018.11月の定期検査では下の写真のように周囲に赤いビランを伴う大きさ25x20mmほどの浅い潰瘍ができており、内視鏡的診断は早期胃癌
組織検査に提出したところ低分化腺癌でしたので12月に手術の予定となりました。

【コメント】
ピロリ菌を退治すると胃癌はできなくなると誤解されている患者さんも多いようですが、この様な例を当科でも毎年に2~5例くらい経験しています。
除菌で胃癌のリスクは下がりますがゼロにはなりませんので、除菌後も定期検査を受けられるようにご提案します。

2017年4月の胃内視鏡検査

粘膜の萎縮を認めるのみです。

2018.11月の胃内視鏡検査

体中下部小弯(胃の内側)に周辺に発赤を伴う浅い不整形の潰瘍をみとめます。
観察中に自然出血も見られ胃癌を疑いました。